NY、マンハッタンで最も望まれない高級不動産の一つに「トランプ・タワー」が選ばれています。
トランプ・タワーはトランプ氏が大統領に就任して以来、文字通り要塞と化しました。壁はコンクリートで囲われ、2つの主要な入り口は閉鎖されました。さらにトランプ氏そのものの名前を冠しているので、不人気ぶりに拍車がかかっています。トランプ・タワーの稼働率は過去7年で99％から83％に低下。さらに空き室率はマンハッタンの平均の約2倍に達しました。昔はマイケルジャクソン、スティーブン・スピルバーグなど著名人を魅了したほどですがその人気も今じゃウソのようです。

ただ、不人気なのはトランプ・タワーだけじゃなく、トランプが携わった施設全てが対象になっているようです。例えば、ニューヨークに建設したゴルフコースではラウンド数が減少しました。この不人気ぶりに嫌気がさしたのか、トランプ氏の名前を冠したビル群は同氏の名前を外しました。

　トランプ大統領は15日に毎年の資産公開の期限を迎えるため、今週中に純資産の最新情報を公表する見込み。これらの文書はトランプ・オーガニゼーションの収入の詳細には言及しないが、証券関係の提出書類や不動産記録、業界関係者とのインタビューに基づけはトランプ・タワーの厳しい状況は明らかだ。 　　コスター・グループの市場アナリストを最近まで務めていたエドワード・サン氏は「オフィス物件を私が探す場合、あれは避けたいビルだ」と語った。